僕の家族は、僕34歳、妻年齢非公開、長女6歳(小1)、次女4歳(年中さん)の4人家族です。
今回は、我が娘たちがモノの取り合いから発展したケンカを仲直りさせ、かつ、二人ともが優しい心の持ち主へと早変わりしたエピソードをご紹介いたします。
子育てって大変ですよね???
本気で向き合えば向き合うほど、悩むものだと僕は思います。
放置するのは簡単です。
妻か旦那、どちらかにまかせっぱなしにしてたら自分は楽できます。
子を持つ親として、果たしてそんなことでいいのでしょうか???
本気で子供と向き合ってこそ、子育てと呼べるのではないでしょうか???
今からでも大丈夫です!
気付いた時にはもう遅いなんてことはありません。
みんなスタート地点が違って当たり前。
この記事を見れば同年代のお子さんを持つ親御様に役に立つ内容となっていますので、是非参考にしていただければ幸いです。
結論(実践したこと)
1 取り合いのケンカが始まったら、まずは中断させる
2 なぜそのものが欲しかったのか理由を聞く
3 話し合うことが大事と伝える
4 どうすればケンカにならないか考えさせる
5 順番を決める方法を考えさせる
6 譲り合うことができたので全力で褒めた
このような流れで僕の場合は、ケンカから一転、お互いの事を思いやれる仲のイイ姉妹へと早変わりしたので、順番に解説していきます。
取り合いのケンカが始まったら、まずは中断させる

今回のケンカというのが、お風呂に入っている時のことです。
お風呂の湯船に姉妹が入っており、おもちゃもたくさん出している状況。
子供たちは、湯船にはおもちゃがいっぱい浮かんでいるにも関わらず、小さな一つしか無いおもちゃの取り合いを始めました。
そのおもちゃというのが、バスボール※の中に入ってある小さい人形です。
ディズニープリンセスがメインのパスボール※で、中から小さいプリンセスが出てくるという仕組みのやつです。
※ お湯に入れるとシュワシュワと泡が出て、湯船の色が変わって泡の元となる個体が徐々に小さくなり、中から小さいおもちゃが出てくるもの
僕は、ここで子供たちの取り合いのケンカを中断させることに。
そして、この中断させるというところに僕は、テクニックが必要だと思っています。
それは何かというと
大きな声で割って入らない
ということです。
どういうことかというと、僕が今までよくやりがちだったのですが、ケンカが始まるとすぐにやめさせようと正義感が働いて
何してんねん!!!取り合いなんかやめろ!!!
と言ってしまっていました。
これだと、最終的に娘たちをオーバーキルしてしまい、大泣きさせてしまうという最悪の結果に…
親としては、ケンカをやめさせて、仲直りさせようと思って急いでしまいがちですが、ここで焦ってはいけません。
まずは心を落ち着かせて
どうしたの?なんで取り合いになったのか教えて
と諭すようにゆっくりと聞いてあげましょう。
すると、子供たちは自分の思い思いの主張してくるはずです。
なぜそのものが欲しかったのか理由を聞く

まずは双方とも平等に言い分を聞いてあげましょう。
ここでの注意ポイントは
言い分を『悪い言い訳』として捉えない
です。
子供達は、「だって」とか「でも」という言葉をよく使うと思います。
僕も最近までこれに関しては
だってもくそもあるかーーーー
って感じで突っぱねてきて
親の言うことを素直に聞くことこそが絶対の正義
だなんて思っていたんですが、これはどうやら間違いだということに気が付き始めました。
「だって」や「でも」を子供たちが言う時というのは、自分の主義・主張を唱えている時なので、聞いてあげなければいけません。
もっと言えば、これが始まれば子供たちの現状の心の中を聞けるチャンスだと思ってください。
これを聞かずに、親の権力で子供の主義・主張をねじ伏せてしまうと、将来子供は
自分の意見や主義・主張を言ってはいけないんだ
と認識したまま、個性を出せない大人へと成長してしまいます。
これからの時代、個性を出してこそ、最高のパフォーマンスを引き出せると僕は思っているので、個性を殺してしまうような教育方針は今からでも遅くないのでしっかり見直していきましょう。
若干話がそれましたが、ここで娘たちは取り合いのケンカをやめ、こんな主義・主張を言いました。

かわいいからこれであそびたかった

このプリンセスひとりしかいないからこれがよかった

そうかそうか
二人ともこれで遊びたかったんやな
でも取り合いする前に先に話し合いはしたほうがいいんじゃないかなぁ
ここでのポイントは、まず娘たちの気持ちに共感したというところです。共感してあげてから、娘たちのことを認めてあげた上で、僕の要望も伝えるという風にしました。
僕は今後、娘たちに
自らの意思表示をする力
を身に付けてほしいと思ったので、このように言いました。
話し合うことが大事と伝える

娘たちはゲームが好きです。
そこで僕はこんな例え話を持ち掛けました。

ゲームの中のキャラクターは別にこちらが喋らなくてもコントローラーを動かせば動くやろ?
例えば(長女)が好きなデイジーがスマブラの中で気持ちや感情があったとしよ!
デイジーが「いや、今ちょっと無理」とか言って(長女)がコントローラー動かしても思うように動けへんとかあったら難しくない?
ってかゲームやからそんなことないけど…
だからゲームではキャラクターを動かすことは簡単やけど、現実では(長女)が(次女)にこうして欲しいと思って動かそうとしても難しいねん!
そこで大事なのがちゃんとお話しすることやねんな!
(次女)も一緒やで!
こんな風に長女と次女に言うと、長女が「いや、今ちょっと無理」のところで若干ニヤついていましたw
そこから僕は、娘たちで話し合いをさせました。
どうすればケンカにならないか考えさせる


じゃあこの1個しかないプリンセス、どうしたら仲良く遊べる?

じゅんばんであそぶ

こうたいこうたいであそぶ

順番で遊ぶんか…
(本当は一緒に遊んで欲しい…でも今すぐには無理か、さっきまでケンカしてたし)
ここで僕は、僕自身の少ない察する力をフル活用して、「二人が一緒に遊ぶ」という選択肢を妥協しました。
更に、娘たちに答えを言うのではなく、娘たちから答えを導き出すということにも特に意識をしました。

じゃあどっちが先にそれで遊ぶ?

(長女)!!

(次女)!!

(おいっ!!)
順番を決める方法を考えさせる

しかし、娘たちはまだ機嫌が悪いようで、わがままがさく裂。
それでも僕は、答えを教えず、娘たちで考えさせるということを意識しました。

二人とも先に遊びたいんか~
でもこれは一つしかないからな~
どうする???

じゃいけん
長女が答えた後すぐ、話し合いは急展開を見せました。

(次女)、もう(長女)ちゃんにあげる

(なにーーーーー!!!)
急な展開だったので、これには僕もびっくりしました。
次女は僕の意図を理解してくれたのか、若干不満気味でしたが、次女は急に長女におもちゃを譲ると言い出しました。
次女が、不満ながらも長女にそのおもちゃを譲ったことを僕はものすごく褒めてあげました。

(長女)に譲ってあげんの?
めっちゃ優しいやん!
ホンマにいいの!?

うん

(長女)譲ってくれたで

嫌ッ、じゃいけんで決めたい

(はぁ?さっきまで取り合いしてたのに嫌ってどういうことッ?)
…もう譲ってくれてるで?

じゃいけんで負けて(次女)にあげたい

(んな最初っから言わんかい!)
子供の気持ちって難しい、けどなんか微笑ましいですよねw
長女は、プライドが邪魔して素直になりきれないけど、褒められたいと思ったのだと思います。
じゃいけんで負けて、負けたから次女にあげたいって、もう素直に「あげる」と言えばいいのにと思っちゃいましたw
譲り合うことができたので全力で褒めた

僕は、娘たちが自らの意思で『譲り合う』という選択肢を選んだことに感動しました。
これがたまたまなのかも知れません。
僕はかなりポジティブ勘違い野郎なので
これは僕が導き出せたんだ
と思いました。というかそうであってほしい…
僕はこんな優しい姿を見せてくれた二人に言いました。

(次女)はもう(長女)にあげるんやな?
(長女)はじゃいけんでわざと負けてあげて(次女)にあげたいんやな?
2人とも素晴らしい!!
めちゃくちゃ優しいやん!!
途中ケンカもしたけど、最終的に相手のために、相手のことを思ってそうしたいと思ったんやろ?
(長女)と(次女)がそう考えれたところがパパは二人とも偉いと思う!
そういう優しい(長女)と(次女)の姿を見れたらパパはすっごい嬉しいよ!!!
と、僕は二人ともを全力で褒めてあげました。
この褒め方がいざ専門家の先生から見れば、合っているかどうかはよく分かりません。ですが、少なくとも我が子たちはこの後、ケンカをしたのは噓だったかのように優しくなり、とても仲良く遊んでいました。
まとめ
今回のテーマは、ごくごくありふれた日常で起きた出来事ですが、僕にとっては色々な気付きを得ることが出来ました。
- 子育てをしていく上でも、察する能力は必要
- 察してあげた上で、子供の気持ちを代弁し、認めてあげることも必要
- 子供だからといって、子供扱いすると怒る
- 子供でもしっかり考えて、答えを出すことはできる
- 頑張って出した答えについて、しっかり褒めてあげるとポイント2倍DAYかのように喜びも2倍だったように感じた
あと、これには一つだけ弱点がありまして、それが
時間がめちゃくちゃかかる
です。
おおむね、お風呂で15分以上くらいかかりました。
お風呂で何もしないで15分以上って長くないですか???
それも楽しい15分では無く、どんよりした空気の15分。
もちろん、のぼせないように湯船の温度は水風呂をちょっと温かくしたくらいのぬるま湯的な温度だったので、のぼせて判断が鈍ったなんてことは一切ありませんので悪しからず。
チート
これはまさに今日起こった出来事で、本来書くつもりがなかったのですが、サラッとご紹介します。
今日、相も変わらずまた娘たちのたわいもないケンカが始まりました。
僕は、以前の復習だという意気込みで、また時間を掛けて解決していこうとしていた矢先、妻が現れました。
いや、もはやここでは妻ではなく、チート使いと呼ばせてください。
妻、いや、チート使いは、娘達のケンカの内容を僕からサラッと聞くとすぐさま

なるほど。大体ケンカの内容は分かった。
…ま~たいつもの悪い癖で(長女)のイケズと(次女)のしつこいのが出たんやろー???
このかわいいおケツめッ!!!いっぱい触ったろ!!ほりゃ!!!
こっちのおケツもかッ!!!ほりゃ!!!

うきゃきゃきゃきゃきゃ

やーめーてーうきゃきゃきゃきゃきゃ

(なんじゃこの解決方法はぁぁーーーーーーーー!!!!!)
もはやチートでした。
やはり子育てLv.1の僕からしたら、妻はLv.200でしたw
とりあえず、僕自身がまだまだ研究の必要があるという新たな気付きを得ることができました。
これからも新しい気付きがあればどんどん発信していきますので、また暇な時にでも立ち寄っていただけたら幸いです。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
今日も良い一日をお過ごしください!

ありがとうございましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
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